2月7日から砂場で始まった山づくり。
ゆりぐみさんとうめぐみさんが2週間、コツコツと続けてきました。
途中、トンネルを作り始めて崩れそうになったり、富士山が作りたくなって
白粉をたくさんかけたりしながら、長い期間続いたプロジェクト。
寒い日の朝も、外遊びの時間になると一目散に砂場に向い、
あれこれ友だちと知恵を出し合い山づくりに励んできました。
ある日、園庭の工事の下見に来た業者さんが、大きな山の工事をする子ども達の
シャベルの使い方やコテで固める姿を見て、
「是非うちで働いてほしいねー」と言われるぐらい頑張っていました。
数日前の山はこんな感じでしたが・・・
明らかにうめぐみさんの山が高くなってきて、ゆりぐみさんは少し疲れてきていました。
赤ちゃん組やばらぐみさんが砂場を使えない日が続くので、
今日を決戦の日と決めて、勝敗を決めることにしました。
朝の外遊びの時間、うめぐみさんがお部屋で卒園アルバムの写真を撮っている最中、
ゆりぐみさんは最後の追い込み。
頑張るのかなと思っていたら、なんとうめぐみさんの
山をシャベルで壊し始めました。
土井先生に見つかったゆりぐみさん。渋々元通りに直すことになりました。
そして、朝礼後いよいよ決戦の時が・・・
審判を任された私。ほうきで高さを比べようとしましたが、長さが足りません。
長い棒があったので、背比べをすると・・・
うめぐみ山の勝ち!!
ゆりぐみさんは悔しそうでしたね。
子ども達主導で始まったこの遊び。もちろん全員参加では
ありませんが、かなりの人数が関わって、こだわって、
しっかりと遊び込みました。
最後は山の上でジャンプ!
子ども達の主体的な遊びを通して育つ力を垣間見ることが出来た
2週間でした。
「卒園までに育みたい10の姿」のうち、
・健康な心と体
・協同性
・思考力の芽生え
・数量・図形などへの関心・感覚
・言葉による伝え合い
・豊かな感性と表現
この遊びを通していろんな力が育っていきました。